倒産情報-プルドゥ株式会社2020/01/15

倒産情報-プルドゥ株式会社2020/01/15
業 種婦人服企画、卸
商 号プルドゥ株式会社
所在地東京都
倒産態様破産手続き開始決定受ける
負債額負債4億円
「東京」 プルドゥ(株)(資本金3000万円、新宿区榎町34-3、代表藤原勇氏)は、2019年12月27日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は志甫治宣弁護士(新宿区新宿1-8-5、三宅・今井・池田法律事務所、電話03-3356-5251)。債権届け出期間は1月31日まで。

 当社は、1988年(昭和63年)11月に設立。婦人服の企画、卸を手がけるほか、直営店3店(秋田市・北九州市・久留米市)の運営を行っていた。30代後半~60代をターゲットとした、斬新なデザインと丁寧な縫製に定評のあるオリジナルブランド「pour deux(プルドゥ)」を主力に、「WeAre(ウィーアー)」(2017年7月期でブランド展開終了)を展開し、ワンピースやコート、ジャケット、ニット、カットソーのほか、バッグ・服飾雑貨などを扱っていた。自社でデザイナー3名を擁し、2000年7月期には年売上高約18億5000万円を計上していた。

 しかし近年は、個人消費の低迷や低価格店舗の競合などで売り上げ不振に陥っていた。加えて、当社ブランドは斬新なデザインが多いことから幅広く受け入れられず在庫負担も重荷となるなか、長年のブランド展開による固定客も高年齢化していた。こうしたなか、2018年から新ブランド「ENHANCE」を投入。ファッションアワードでも優秀ブランドに入るなど評価は高かったものの、新ブランドの展開によって販管費がかさみ収支一杯の経営が続くなか、税金の差し押さえもあり資金繰りがひっ迫。支え切れず昨年11月末までに事業を停止していた。

 負債は債権者約139名に対し約4億71万円。