人口減少による物流危機

人口減少による物流危機
色々な意見がありますが、

実際に日本の人口は減少しており、少子高齢化の影響により物流の減少がささやかれています。物流に関しては、一見多いように感じますが実際にはそれほどたいしたことがないとも言われています。なぜ少ないかといえば、これには4カ月した理由があるわけです。まず少子高齢化といっても極端に人口が減少したわけではありません。

もともと1億2000万人いた人口が若干減少してきている状態です。それにもかかわらず物流が減少したとされているのは、いくつかの理由があり最も大きな理由としては消費する年齢が減少してきていることにあります。

少子高齢化とは、子供が少なくて高齢者が多いわけですが人口自体は高齢者が増えていても物を消費する年齢ではありません。例えば、30代から40代にかけての10年と60代から70代にかけての10年間ではどちらの方が多くのものを消費するかと言うことになります。
結論的には、30代から40代の方が圧倒的に多くのものを消費するわけです。なぜなら、30代になると結婚する人やすでに結婚して子供が生まれる人が増えてきますが、そうすると自然に物も消費する場面も増えてくるでしょう。そういった時に、たくさんのものを消費すれば物流も当然多くなります。それだけでなく、食べるものも高齢者よりも若い人の方が多いですし、さまざまなものを消費するのが若い世代と言えます。

実際に日本が高度経済成長期に差し掛かった時は今の高齢者たちがまだ20代から40代ぐらいの年齢でした。これぐらいの時期には、たくさんのものを消費しますので非常に物流が大きく発達したわけです。もちろん物流自体は今のように大きく発展しているわけではありませんが、それでも現状をみるとそれなりにしっかりとした結果が出ているといっても過言ではありません。

ですが、これからはそのような傾向が見受けられなくなり、どこかの段階で物流が減少してきて人口減少に歯止めをかけなければ普及自体も大きなダメージを受けてしまいます。しかも、2017年から18年の段階でもすでに物流に大きな影響を及ぼしているといっても過言ではありません。

まず、仕事自体が非常に厳しくなっているのが現状になります。これは、会社自体が少しでもコストを下げるため人員削減をしてしまい給料も下がってしまったことが原因になるわけです。給料が下がると、かなり厳しい仕事を少ない給料の中でこなさなければなりません。そうすると人員がさらに減少してしまい又安い金額で雇うことになりますが、人が定着しないため会社としてもなかなか売り上げを伸ばすことができない状態です。

ただ、このような中で逆に物流自体が危機に陥らず増えていることも否定することはできません。具体的にどのような例があるかといえば、それはインターネットの問題になります。インターネットの通信販売などで、多くの人は物を購入するようになっていますので今まで買い物に出かけていたい人が物流のトラックに頼るためにもそのものは増えてきました。ですが、何が問題かといえば小口の荷物が増えただけで大口の荷物があまり増えていないのが現状になります。

一見ニュースのを持っての部分だけをみると、なぜか人口が減少しているのに物流の問題が起こっておりしかも配達する荷物が増えていることで混乱していることがわかるわけです。ですが実際には、大口自体が減っていますので実際の物流としては大したことがありません。つまり人に対する人件費ばかりがかかってしまい会社自体がもうかっていないことがわかります。

これを変えるためには、大きな発想の転換が必要になるでしょう。それこそ、コペルニクス的な発想することが必要になるわけですがまだその入り口が明確に見えていない段階といえます。