現在運送業者に在籍していてハンドルを握っている女性ドライバーは2%しかいませんが、実は大型免許を所有している方の割合は少なくなく、中型免許と合わせて考えると非常に多くの方々がドライバーの候補という事になります。

これまでに女性を採用してきた採用例が無いという企業の場合は、女性を採用する事に二の足を踏んでしまいやすいですが、職場に1人でも女性が居ると運送業者に興味関心が高いものの、男女比率が気がかりになり求人応募する事ができないという女性を取り込む事ができるようになるので、1人の女性の採用をきっかけにしてたちまち後継者不足が解消できる可能性が高いです。

そして、男女比率が均等になっていると男女雇用均等法がしっかりと厳守されているというアピールにも繋げられるので、若年層を中心とした男性からも教育と安全管理が徹底されている働きやすい職場という認識を持って応募して頂けやすくなります。

物理的な設備の見直しと改修の他に、既存の従業員や経営者の意識改革もポイントです。

女性を雇用する際にはたった1人であっても女性専用のトイレを新たに整備したり、女性専用の休憩スペースを設けるといった配慮を行い、若年層の男性に対しては年齢が異なれば、価値観や思考が異なるという前提で触れなければなりません。

慣れない仕事や異業種からの転職であれば、ベテランから見ると初歩的なミスを繰り返してしまう事は稀有ではないですが、決して頭ごなしに怒るのではなく要因を聞き取り今後同じミスを起こさないために、論理的かつ冷静に指導していく姿勢が求められます。

さらに、求人の手段についても従来のハローワークなどと合わせて、スマートフォンで気軽に閲覧できる求人情報サイトにも登録してみると、効果的なドライバー不足の解消になります。